ご覧いただきありがとうございます。
松尾氏がプロデュースした作品の中から、重要な作品をピックアップし、おおよそ時系列毎に紹介していく試みは前回でとりあえず完結と致しました。
では、今回の記事はどういった内容かと言いますと...
松尾氏の代表作であるEXILE「Ti Amo」に関連するであろう楽曲を紹介していきます。
というのも、前回記事で述べたように松尾氏が作詞を手がけた作品には、世界観及び曲中の登場人物が同一ではないかという作品が多数存在し、それらを比較するのも非常に面白い音楽の楽しみ方であると思うからです。
松尾氏公認で同一の世界観と認められた曲もあれば、「おそらく同一ではないか...」といった具合に不確かなものも存在するので、紹介する曲すべてが「Ti Amo」関連かどうかはわかりませんので、その辺はご了承ください。
それでも結構信憑性は高いハズ ! 笑
加えて、「Ti Amo」が大人の恋愛、ぶっちゃけ不倫をテーマにした曲なので、今回のブログ記事はもはや不倫ネタです 笑
昨今世間を賑わせている不倫ですが、松尾氏が手がけるとやたらカッコよくなってしまうので、なんだかすごく美化されているような気もしなくはないですが、あくまでエンタメとしてお楽しみいただければと思います。
最後までご覧いただければ幸いです。
EXILE 「Ti Amo」(2008)
以前にも紹介しましたが、今回の主役曲なので改めてご紹介。
第50回レコード大賞を受賞した、松尾氏の代表曲ですね。
一組の男女の大人の恋愛を描いたR&B歌謡。ここから様々な派生作品が生まれていきます。
本曲は女性側からの視点になっており、切なくも情熱的な主人公の心理が見事に描写されています。
ちなみに「Ti Amo」はイタリア語で「愛してる」を意味しており、ラスサビ前のささやくようなアディッショナルヴォーカルを担当しているのは、ナレーター、ラジオDJなどで活躍する秀島史香さん。ほんとセクシーな声ですよね。
EXILE 「ふたつの唇」(2009)
上記の「Ti Amo」、その後リリースされた「LAST CHRISTMAS」に続き再び松尾氏とタッグを組んだEXILEの32thシングル。
当時のEXILEは二代目J Soul Brothersメンバーが加わり、さらに勢いに乗っていただけあってこちらもヒットを記録。割と有名な曲かと思います。
「Ti Amo」が女性視点だったのに対し、こちらは男性視点のリリックが特徴。
「唇」「抱きしめる強さ」「火照り」など、いつになくアダルトで情熱的なワードが連なることからも、登場人物たちの燃え上り具合が伝わってくる内容ですね...
なぜかPVは激しい銃撃戦が繰り広げられるアクションシーン満載の映像ですが 笑
そしてHIROさんのラスボス感が半端ないのはこの辺りから始まった気がするのは私だけでしょうか...笑
BREATHE 「合鍵」(2011)
前回記事でも登場した多田和也、宮田慧からなるLDH所属の男性ヴォーカルデュオBREATHE(ブリーズ)。本曲「合鍵」はそんな彼らのデビューシングル。
この「合鍵」と上記の「Ti Amo」「ふたつの唇」は松尾氏公認で「Ti Amoトリロジー(三部作)」とされており、世界観が共通しているのですが、「ふたつの唇」がエンタメ性の高い曲であるのに対し、本曲は冒頭の「土曜日が来るたび」というフレーズからもわかるように「Ti Amo」と対をなす正当な一曲。
こちらも男性視点のリリックが特徴ですが、松尾氏の作詞能力がかなり神がかった一曲のように思います。言葉の羅列を見るだけで美しいです。
BREATHE二人の色気ある歌声を聴いてから、改めてEXILE「Ti Amo」を聴くと、ASTUSHI、TAKAHIROのヴォーカルがより一層女性的に聴こえる気がして、なんだか感慨深くなります。
DOUBLE 「残り火 -eternal BED-」(2007)
こちらは「Ti Amo」より以前の作品になりますが、松尾氏がTwitterかなんかで、「Ti Amoの登場人物と同一と考えて差し支えない」的な発言をしていた気がするのでピックアップ。
違ってたらスミマセン...
本曲は実の姉妹によるR&BデュオDOUBLE(現在はTAKAKOのソロプロジェクト)が1998年に発表した「BED」の続編。
「Ti Amo」のその後とも取れるリリックですが、「Lovers Again」と対をなすとも言われており、いずれにせよ関連性があるように思います。
実際「Lovers Again」を気に入っていたTAKAKOが松尾氏に再びタッグを依頼して制作されたようなので、あながち間違いではないのでしょう。
にしても松尾氏とJin Nakamuraによるこの手のスムースR&Bバラッドは本当ハズさないですよね。
JUJU 「この夜を止めてよ」(2010)
こちらも「Ti Amo」と同様の世界観との呼び声高いJUJUのヒットナンバー。
なんかもう...タイトルからして切ないですよね...
リリース当時学生だった私は最初何のことだかさっぱりわかりませんでしたが...笑
雫が滴り落ちるような美しさを感じさせながらも重厚感あるサウンドが非常に美味。
悲壮感漂うJUJUの歌声も沁みますね。
松尾氏とJUJUの相性の良さを再確認させられた曲でもあります。
この曲は先述したBREATHEを始め多くのアーティストにカヴァーされている曲なので、聴き比べてみるのも面白いかもしれません。
そしてPVのJUJUがいつになくかわいい感じですね。当時ああいうの流行ってた気がします。
DEEP 「ラスト・グッバイ」(2014)
男性4人組コーラスグループDEEP。本曲「ラスト・グッバイ」は前回紹介した「Love Light」と同時期にリリースされた松尾氏プロデュースの惜別バラッド。涙なしでは聴けないという人もいるかもしれません。
タイトルの通り、登場人物たちの最後の瞬間を歌った曲ですが、ワンフレーズ目から一瞬にして情景が浮かぶリリックはさすが松尾氏! ほんと映画観ているような感覚になります。
メンバー4人の歌声も実に見事で、それぞれの声が生かされる素晴らしいパート構成により、聴き応えは抜群。終盤の盛り上がりは鳥肌モノですね。
にしてもDEEPのメンバーは都会のエリートビジネスマンっぽいビジュアルなので、こういう大人の恋愛テーマにした曲本当に似合いますよね 笑 リアルにいそう 笑
DEEP×BREATHE 「愛無情」(リリース未定)
今回最後に紹介するのは未発表音源。
上記のDEEPとBREATHEによるコラボレーション曲として発表する予定だったと言われております。
2014~2015年頃にDEEP、BREATHEそれぞれのライブツアーで披露されたものの、現在に至るまでリリースされていない言わば幻の楽曲。
曲調やリリックから「Ti Amo」に関連した曲ではないかと言われております。
DEEPはメンバーが脱退、BREATHEは解散してしまったので、この6人での「愛無情」はもう聴けませんが、いつの日か歌い継いでくれるアーティストが出てくるのを期待せずにはいられませんね。
いかがでしたでしょうか?
どの曲も単体として素晴らしいですが、世界観が繋がっているとなると余計に面白いですよね。
この際改めて聴きくらべて見ることをお勧めします。
ということで今回で長かった松尾氏関連の記事は最後になります。
松尾氏はR&B+歌謡曲って感じなので、今度はコテコテのR&Bの記事にしようかなんて考えておりましたが未定です 笑
最後までご覧いただきありがとうございます。
ではまた次回 !
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