ご覧いただきありがとうございます。
全国的に台風の影響で悪天候が続いていますね。
外出するにしても大変だし、そもそも外出する気にもならない...
そんな方も多いかと思います。
その上今年の台風はかなり強い...場所によっては避難警報が出たり、実際に被害に遭われている方も多くいらっしゃるようで非常に心苦しいです。
そんなこんなで、皆様々な過ごし方をされてると思いますが、スマホ一つあれば聴けるのが音楽。
そして音楽があれば、この鬱屈した心模様も少し癒されるかもしれません。
ということで今回は筆者お気に入りの雨にまつわるR&B系の楽曲を紹介していきます。題して「雨の日プレイリスト」といった感じですね。(少しずつ書いているので、更新する頃には雨終わってるかも 笑)
ほんとは夏の楽曲を紹介する記事でも書こうかと思ったんですが...
まあ...来年でいいでしょう...笑
というかS.O.S.とCHEMISTRYの記事も途中だった...
気長にお待ちを...笑
それでは筆者お気に入りの「雨の日プレイリスト」になります。
皆さんのお気に入りの楽曲があれば幸いです。
※曲順はリリース順です
露崎春女 「誰でもなくて ~Misty Rain Mix~ 」(1998)
「露崎春女(つゆざきはるみ)」は1995年のデビュー時から、かなり本格的なR&B作品を打ち出していた日本語R&Bのパイオニア的アーティスト。
ゴスペルやミュージカルに裏打ちされた圧巻の歌唱力で、優れた楽曲を数多くリリースしています。
本曲「誰でもなくて ~Misty Rain Mix~ 」は日本人でありながらR&B系の作曲家として当時海外でも高い評価を得ていたT.Kura(GIANT SWING)が手がけた傑作R&Bナンバー。
4thアルバム「Believe Yourself」にも別バージョンが収録されましたが、この「~Misty Rain Mix~」における雨の滴りを感じる涼しげなアレンジがやはり最高。
それにしても歌が上手すぎる...
bird 「雨の優しさを」(1999)
birdは1999年に「SOULS」でデビューした女性シンガー。
ジャンルレスではあるものの、生音を生かしたジャズやソウルベースの作風で、多くの名曲を発表してきました。
とりわけ大沢伸一をプロデューサーに迎えた初期作品の数々は、そのクオリティの高さから今尚絶大な知名度を誇っています。
本曲「雨の優しさを」は70万枚を超えるヒットを記録した1stアルバム「bird」収録のスローナンバー。
大沢伸一のみならず、Monday満ちるが作曲に加わっているのもポイント。
雨がしっとり降る日に聴きたい一曲。落ち着きます。
NUU 「ガラスのベッド」(1999)
NUU(ヌウ)は1998年にシングル「青いドレス」でデビューした女性シンガー。デビュー当初は女性R&Bブーム到来の時期ということもあり、R&Bをベースにした楽曲をリリースしていましたが、その後は独自路線を開拓。
童謡や唱歌を彷彿とさせる作品群はどこか懐かしく、非常に心温まる仕上がり。
「聖母」とも形容できる唯一無二の歌声にいつも癒されます。とにかく声が良すぎる。
歌に愛されてるな〜って思います。
本曲「ガラスのベッド」は活動初期、R&Bブーム真っ只中の時期にリリースされた一曲。
アルバム未収録ながらも、たおやかなヴォーカルとエッジの効いたビートのギャップが聴き応え抜群の一曲。
隠れた名曲と言ってもいいかもしれません。
平井堅 「affair」(2000)
平井堅がR&Bに傾倒していた頃の代表曲と言えば、今尚根強い人気を誇る「楽園」が先ず思い浮かぶことと思います。本曲「affair」はその「楽園」のカップリング曲(B面)として収録された曲で、当時どちらをA面にするかで相当悩んだそうです。
ライブでもあまり披露されない曲な気がしますが、この曲で描かれる包容力溢れる男性像は平井堅の人柄と甘いヴォーカルあってこそ。
包み込むようなコーラスが染みます。
舞台は真夜中の雨、傷心の女性を抱きしめて言う「君のせいじゃない」
今尚多くの女性ファンを虜にし続ける色男の懐は、無限大に広い。
Crystal Kay 「Rainy Blue Day」(2000)
Crystal Kayの記念すべき1stアルバム「C.L.L(Crystal Lover Light)」収録。
古き良きソウルを感じさせる一曲で、当時14歳とは思えない成熟したヴォーカルに驚かされます。全編英語詩ということもあり、余計に本場のソウルと遜色ない仕上がりになっていますよね。
おそらく元ネタはスモーキー・ロビンソン・&ミラクルズの代表曲「Ooo Baby Baby」
本曲が収録された1stアルバム「C.L.L」は、R&BやPOPSを主軸としたその後のCrystal Kayのアルバムとはかなり毛色が異なり、アコースティックテイストのしっとりしたバラードや古典的なブラックミュージックをベースにしたサウンドが特徴なので、気になる方は是非視聴をおすすめします。
F.O.H(現 Full Of Harmony) 「Typhoon」(2000)
ARATA、HIRO、YUTAKAの3名からなる日本を代表するR&BコーラスグループF.O.H(現Full Of Harmony)のメジャー3枚目のシングル。
作詞はかの有名なZEEBRA(ジブラ)、作曲にはF.O.H作品には欠かせない今井了介氏が参加しています。
タイトルが「Typhoon(タイフーン)」なだけあって、しっとりとした雨というよりは、雷雨を伴った激しい台風をイメージした曲。
嵐のように吹き荒れる嫉妬心や愛情をF.O.Hの3人が熱く歌い上げます。
曲調や歌唱はもちろん、PVで着用している衣装も90'R&B度直球な感じが熱いです。
DJ KAORIによるリミックスもオススメです。
Vlidge 「Dancing In The Rain」(2000)
Vlidge(ヴリッジ)はKyuとKiichiからなるシンガーソングライターデュオ。
ハイレベルな歌唱力とダンスはもちろん、セルフプロデュースということもあり基本的に詩曲も自分達で作るという多才さが魅力。
はじめて彼らの存在を知った時の衝撃は今でも忘れられません。彼らのルーツとも言えるHIP HOPやR&Bを、程よくPOPSに昇華した作品群は当時間違いなく時代の最先端を走っていたと思います。
ヒットを記録した初期作品「Everbody Needs Love」「You See...」を含む1stアルバム収録の「Dancing In The Rain」は低音が効いたトラックの上を二人のテクニカルなヴォーカルが躍動するかなりクールな一曲。
カッコイイです。
久保田利伸 「Candy Rain」(2001)
日本におけるブラックミュージックのパイオニアとして名高い久保田利伸。
実に40年近い間キャリアを積み重ねてきただけあって、雨にまつわる曲のレパートリーもハンパじゃないです。
「失意のダウンタウン」「雨音」「虹のグランドスラム」「Candy Rain」「LOVE RAIN ~恋の雨~」などざっと挙げただけでも名曲がずらり。
特にお気に入りは2001年リリースの「Candy Rain」
これぞ久保田 !と言わんばかりの圧倒的グルーヴ。完璧です。
後にトリビュートアルバムにて女性R&B系シンガーSoweluが本曲をカヴァーしています。
川口大輔 「Into The Storm」(2004)
中島美嘉やCHEMISTRYなど、実に数多くのアーティストのヒット曲を手がけた稀代の作曲家川口大輔。
松尾氏プロデュースの元、2004年にソロ作品としてリリースされたオリジナルアルバム「Sunshine After Monsoon」はエバーグリーンな魅力を放つ名作。
アルバムに収録された「Into The Storm」は、まさしく嵐の真っ只中にいるような登場人物の心情を表した一曲で、終盤の畳み掛けるピアノ伴奏は聴き物です。
彼の手がけた楽曲は多くのアーティストの代表曲となり、これまで様々な人々に、様々な場面で聴かれてきたと思いますが、彼の魅力が最大限に詰まったソロ作品の数々も決して忘れてはいけません。
AI 「After The Rain」(2004)
代表曲「Story」をリリースする以前から、R&B系シンガーとして高い人気を誇っていたAI。
デビューから20年以上経つことを思えば、この「After The Rain」もかなりキャリア初期の楽曲ということになるのか...なんてしみじみ思ってしまいます。
本曲は先述したT.Kura、MICHICO夫妻からなる「GIANT SWING」プロデュースのハイクオリティなR&Bナンバー。
雨上がりをテーマにした優しく、前向きな歌詞が特徴的。
本曲が収録された3rdアルバム「2004 A.I」は国産R&Bの名盤としても名高い一作なので、未聴の方は是非 !
HI-D 「雨・風鈴」(2007)
R&Bシンガー「HI-D(ハイ・ディー)」の4thオリジナルアルバム「24 -Twenty Four-」収録。
安室奈美恵をはじめ、数多くのR&B系シンガーに楽曲を提供していた「Nao'ymt(ナオ・ワイエムティー)」プロデュースによる一曲。
もはやNao氏の特権と言っていい、和のテイストを基調にした美しいR&B。雫が弾けるような音づかいが雨や風鈴の音色を想起させます。
歌詞は日本の伝統的な侘び・寂びを意識した言葉が多く使われながらも、R&Bらしいエロスが存分に盛り込まれた内容。しかもクレジットを見ると作詞はHI-D本人!素晴らしいセンスですね。
Nao氏の作り出す和の世界観にピッタリです。
Sweep 「Walkin' in the rain」(2007)
Sweep(スウィープ)は横浜生まれのR&B系シンガー。高い歌唱力に加え、ハイレベルなダンスやラップも披露する実力派。
本曲「Walkin' in the rain」はそんな彼を代表する一曲で、前向きな歌詞と軽快な曲調が心地いいダンスナンバー。
傘を持ったバックダンサーとの息の合ったパフォーマンスが拝見できるPVも見応えがありますね。
本曲は別バージョンも充実していて、先述のNao'ymtが手がけた90'R&B風の仕上がりがカッコイイ「Walkin' in the rain - YMT Remix」や2008発表のミニアルバム「Connect」収録のアコースティックバージョンとも言える「Walkin' in the rain(Album Ver.) Feat.Saigenji」もおすすめ。
CHEMISTRY×古内東子 「a Place for us」(2009)
「a Place for us」はCHEMISTRYが様々なアーティストとコラボする企画「joint」の一環として、古内東子をゲストに迎えリリースされたR&Bナンバー。
雨をテーマにした曲かは定かではありませんが、御三方の歌唱からサウンドに至るまで、とにかくウエットな質感が特徴で、CHEMISTRYの数ある名曲の中でも非常に艶っぽい仕上がりに大人の色気を感じます。
PVでも、雨に打たれながら熱唱する川畑や、バスルームでセクシーに歌う堂珍の姿が描かれます。
古内東子が元来持ち合わせている湿り気や艶っぽさが、CHEMISTRYの新たな魅力を引き出したようにも感じます。
特にこの曲に関しては、2番のAメロとサビにおける堂珍の歌唱が個人的にお気に入り。
Skoop On Somebody 「恋雨 feat.WHEE」(2010)
昨年末、ドラムのKO-HEYの復帰により遂にオリジナルメンバーでの再スタートを発表したS.O.S.(Skoop On Somebody)
S.O.S.と言えば雨 !と言わんばかりに、活動初期から雨にまつわる曲を多数発表している彼ら。古くは「碧い雨」や高い知名度を誇る「ama-oto」など。
本曲「恋雨 feat.WHEE」はTAKEとKO-ICHIROの二人体制の時期に、韓国人歌手「WHEE」をゲストに迎え作成された一曲。雨にまつわる曲を集めたEP「アメウタ ep.」に収録されました。
「潮騒」を彷彿とさせる大人の恋愛をテーマにした情熱的なナンバー。
TAKEとWHEEの熱いヴォーカルが堪らないです。こういう曲ほんと似合いますよね。
三代目J Soul Brothers 「リフレイン」(2011)
テン年代半ば「R.Y.U.S.E.I.」をはじめ数多くのEDM系楽曲で大ヒットを記録し、国民的グループとなった三代目。
そんな彼らもキャリア初期は歌謡度の高いR&B系ナンバーを多くリリースしていました。「秋の雨」をテーマにした本曲「リフレイン」もその一つ。
作詞はあの秋元康氏、作曲は浜崎あゆみ、EXILEなどで多くのヒット曲を手がけた中野雄太氏が担当するなど、実に安定感のある布陣。
登場人物の切ない心境を表現する三代目メンバーの歌唱・パフォーマンスはやはり特別。
ちなみに本曲が収録された2ndアルバム「TRIBAL SOUL」は「I Can Do It」「DEEP INSIDE」「SOUTH SIDE」「旅立つ前に」など名曲がずらり。
三代目のアルバムでも屈指の名作だと今でも思います。
MALIYA 「Dancin' in the rain」「2016」
MALIYAはR&Bをベースにしたシンガーソングライター。2016年に1stEP「ADDICTED」をリリース。
その「ADDICTED」に収録された曲の中でも、特にオススメなのがこの「Dancin' in the rain」
サウンドを手がけたのは2000年頃にヴォーカルMahyaを含む3人組ユニット「Soul Lovers」のメンバーとして活躍した「Shingo.S」
緩やかに弧を描くようなグルーヴが非常に心地良いネオソウルテイストの一曲で、繊細ながらも奥行きを感じるMALIYAの歌声も美しいです。
同じくShingo.Sが手がけたSIRUPの2018年リリース「LOOP」が好きであれば、この曲もきっとハマるはず。
いかがでしたか?
皆様のお気に入りの楽曲はありましたか?
雨にもいろいろな表情があって面白いですよね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ではまた次回 !
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