ご覧いただきありがとうございます。
今回は楽曲紹介記事になります。
取り上げるアーティストは「J Soul Brothers」
その中でも後の「EXILE」や「三代目J Soul Brothers」へと繋がるまさしく「原点」と言っていい初代J soul Brothersについて執筆していきたいと思います。
というのも、三代目J Soul Brothersは今年でデビュー10周年。三代目になる以前の初代から考えるとなんとデビュー21周年。この記念に改めて初代から振り返ってみたいなと思った筆者でございます。
ほんとJ Soul Brothersも歴史あるグループだな〜なんてしみじみ思ってしまいますね。
まあもっと遡ればEXILEのリーダーHIROが所属していた「ZOO」あたりまで話が広がるのですが、流石に長くなり過ぎるので...笑
最後までご覧いただければ幸いです。
それでは前置きはこの辺にして本題に入りますが、ここでざっとJ Soul Brothersの紹介。
男女混合ダンス&ボーカルユニット「ZOO」としての活動と並行してHIROは1991年にダンスチームを結成し、あのボビーブラウンの日本ツアーに参加。
その実力が認められボビーブラウンに「Japanese Soul Brothers」と名付けられます。
ZOOの解散から数年後の98〜99年頃にMATSU、USA、MAKIDAI、そして初代ヴォーカルのSASAが加わり99年に「J Soul Brothers」としてデビュー。
初期メンバーは下記の通り
SASA(ヴォーカル)
HIRO(パフォーマー)
MATSU(パフォーマー)
USA(パフォーマー)
MAKIDAI(パフォーマー)
後にEXILEとして名を馳せるパファーマー4人は言わずもがなですが、当時はヴォーカルが一人体制なのが特徴的。
この初代ヴォーカルSASAがなかなかの強者で、後のATSUSHIやSHUNに負けず劣らずの実力派。当時からJ Soul Brothersの曲の作詞や作曲も手掛けていました。
J Soul Brothersを脱退した後は自身が設立したレーベルからソロ楽曲を発表したり、グループでの活動も行うなど勢力的に活動しています。近年は作曲家として乃木坂46や欅坂46に曲を提供したりしていますね。
J Soul Brothers 「Follow me」(1999)
記念すべきデビュー曲。EXILEをはじめ、多くのLDH所属派生グループの歴史はここからはじまりました。
特筆すべきは後にEXILEが発表するレコード大賞曲「I Wish For You」などを手掛けたT.kura、Michico夫妻によるGIANT SWINGがここでも作編曲に携わっているということ。Michicoはアディショナルヴォーカルとしても参加しています。
夫妻が関わっているということもありクオリティは破格で、J-R&B好きの間では言わずと知れたR&Bクラシック。筆者も好き過ぎて未だによく聴きます。ほんと最高です。
ただ、テン年代以降に青春を過ごした若者からすると「Follow me」といえばEXILEの妹分である「E-girls」の方を思い浮かべてしまうでしょう 笑
J Soul Brothers 「Be with you」(1999)
こちらはアナログ盤。ジャケットが青と赤の二種類存在し、それぞれ収録曲が異なる仕様になっています。
赤の方のA面が「Follow me」であるのに対し、画像の青は「Be with you」がA面になっています。そのためこの青のアナログにのみDJ HASEBEによるリミックスが収録されています。(HIROに焦点を当てたDVDにも収録されている)
本曲も上記「Follow me」同様T.kura、Michico夫妻が作編曲を担当している強力な一曲。
90年代のUSR&Bミディアムの影響を強く感じる絡みつくようなフック(サビ)にSASAのハイトーンヴォーカルによる激しいフェイクが痛快。
めっちゃかっこいいです。そしてSASAさん歌うまいな〜
J Soul Brothers 「君のいない夜 君のいない朝」(1999)
一応シングル扱いのようですが、ミニアルバムっぽい内容でリリースされた作品がこの「J Soul Brothers」
上記の「Follow me」や「Be with you」を含む7曲入りで、初代J Soul Brothers唯一のバラード曲「君のいない夜 君のいない朝」が収録されているのがポイント。
作詞、作曲をSASAが手掛けているので、彼のパーソナルな部分が色濃く出た一曲。
いい意味で投げやりに聴こえるヴォーカルが登場人物の無気力な心情を表しているような感じがしますね。
J Soul Brothers 「there must be an angel ( playing with my heart)」(1999)
初代J Soul Brothersは決して長いとは言えない活動期間でしたが、その間にカヴァー曲もリリースしています。
それがこの曲。ほんと有名過ぎて誰もが耳にしたことのある曲ではないかと思います。
ユーリズミックスの代表的な曲ですね。
画像はプロモーション用のアナログ盤で、DJプレイ向けの「F.F.Mix(First Fast Mix)と上記「J Soul Brothers」に収録されたものと同様の「S.S.Mix(Second Slow Mix)」の2種類が収録されています。
特に「S.S.Mix」はノスタルジックな雰囲気がいい味を出しており、個人的に名カヴァーだと思っております !
にしても2000年前後の日本のアーティストに限っても井手麻理子やTinaなどがカヴァーしてましたからね...
カヴァー多いですよね。日本人にも馴染みやすそうな感じの曲ですしね。
J Soul Brothers 「D.T.B.(Do The Basic)」(2000)
2ndシングル。D.T.B.は「Do The Basic」の略で、歌詞の中にも登場するように原点回帰をテーマにした楽曲。
楽曲のテーマといい激しいダンスといい、後のEXILEファミリーにおける24karatsシリーズを思い出さずにはいられません。
「これぞEXILE」「これぞJ Soul Brothers」と言わんばかりの仕上がりで胸が熱くなりますね。
ちなみにこのシングルは2000年リリースということもあり「millennium(ミレニアム)」「Chaos(カオス)」など、世紀末ネタっぽい楽曲が収録されているところも非常に面白いです。
J Soul Brothers 「Fly Away」(2000)
3rdシングル。初代ヴォーカルSASAが手掛けた代表的楽曲であり、EXILEファミリーの後輩アーティストたちが長らく歌い継いでいる伝統的な一曲。
肉体美とHIP HOP色を前面に押し出した24karatsシリーズもEXILEの象徴ですが、このFly AwayはEXILEの国民的アーティストとしての側面を象徴した最初の楽曲のように思います。「Rising Sun」や「Someday」のように「夢」や「愛」を爽やかに歌う楽曲のルーツと言える気がしますね。
2014年にEXILE TRIBE名義で発表したアルバム「EXILE TRIBE REVOLUTION」にはTAKAHIRO、ネスミス、SHOKICHI、今市隆二、登坂広臣の5名で本曲をカヴァーしたバージョンが収録されています。
また、カップリングにはT.kura、Michico夫妻による「Fly Away (Giant Swing Mix featuring Michico&Hac)」が収録されておりこれがまた最高 !
R&Bテイストのアレンジが艶やかな質感でクセになります。
いかがでしたでしょうか?
20年も前の楽曲たちになるので、今の若い世代には馴染みのない曲ばかりかと思いますが、
EXILEや三代目J Soul Brothersのルーツを少しでも堪能していただけたら幸いです。
特に本日紹介した楽曲の大半はEXILEの1stアルバム「our style」にてATSUSHIとSHUNのヴォーカルでカヴァーされたバージョンが収録されているので、聴き比べてみても面白いかもしれません。
いつか二代目や三代目に関しても記事を執筆できたらいいな〜と思っておりましたので、気長にお待ちいただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ではまた次回 !
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